運転ボランティアさんへのインタビュー -Hさん
Q1 運転ボランティアをはじめようと思ったきっかけは何ですか。
ずっと以前から「出かけることがままならない方(特に高齢者)をサポートしたい」という思いはありました。母の介護の関係で神奈川県のある役所に出かけた際に、掲示板で県内で活動している「運転ボランティア」の内容を知り、私も活動してみたいと思ったのがきっかけです。
Q2 何を通じて「ハンディキャブを走らせる会」を知りましたか?
Q1をきっかけに、会社を退職後、世田谷区内の運転ボランティアの情報をネットで探しているときに、「運転者講習」の情報を見つけ、直ぐに応募して講習を受けました。「走らせる会」の存在を知ったのは、その講習会に参加したときです。
Q3 「ハンディキャブを走らせる会」での活動をするまでボランティア活動をしたことはありましたか?
ありません
Q4 3ではい、と答えたかたへ どのような活動でしたか?
Q5 実際に「ハンディキャブを走らせる会」で活動をして、どんな気づきがありましたか。あるいはどんなことを感じていらっしゃいますか。
実際に活動してみると、街中で高齢者や透析等のために患者さんを送迎している色々な団体の車と行き交い(マイカーを運転しているときは全く気にもしていませんでしたが)、様々な事情で「送迎の手段」を必要とされている方が思った以上に大勢いらっしゃることに改めて気づかされました。ニーズは溢れるほどあるのに、行政が思ったほど力を入れていないようにも思えるのが残念です。
Q6 これまでで記憶に残るエピソードがありましたらよろしければ教えてください。
活動を始めた頃、利用者をある病院から自宅までお送りする際、カーナビに頼りすぎて首都高速道路に進入してしまいました。「走らせる会」では利用者の金銭的負担を考慮して一般道路を利用することを原則としているので、「間違って高速道路に乗ってしまいました。すみません。高速道路料金は頂きませんので」と何度も謝り、冷や汗をかきながら運転しました。2回目はGoogle Mapでシミュレーションを重ね、無事に一般道路で帰還。利用者から「今日は間違えなかったわね」とお褒めの(?)言葉を頂きました。
Q7 ボランティア活動に限らず、これからどんなことをやっていきたいと思ってらっしゃいますか?
今取りかかっているのが、社会福祉協議会の「生活支援員」活動。一人暮らしの人が地域で安心して暮らせるよう、福祉サービスの利用手続きや金銭管理のサポートをすることが主な業務。利用者個々の置かれている環境は様々ですが、利用者との信頼関係を築き、“頼られる存在”になりたいと思っています。
Q8 これからボランティア活動を始めるシニアの方へのメッセージをお願いします。
「ボランティア」だと肩肘張らず、自分自身の「ゆとり時間」をほんの数%でいいから、他の人、地域の人のために振り向ける。そこから始めてみませんか。
Q9 よろしければ年代をお聞かせください。
60代
以上です。ご協力ありがとうございました。